「そろそろスタッフのために退職金制度を整えたい」と考える治療院経営者は少なくありません。今回は、退職金制度を作る際の基本的な考え方をご紹介します。
スタッフ向けの退職金制度
スタッフ向けの退職金制度としては、前述の中退共のような外部積立型の制度を活用するのが一般的です。自社で内部積立を行う方法もありますが、資金管理の手間や、積立不足のリスクを考えると、外部制度の活用が現実的な選択肢になることが多いです。
役員向けの退職金制度
院長先生など役員自身の退職金については、小規模企業共済や、生命保険を活用した準備方法が一般的です。あわせて、退職金の支給規程を会社で定めておくことで、実際に支給する際の根拠を明確にできます。
退職金規程を整備する重要性
退職金の支給額や計算方法を明確にした「退職金規程」を整備しておくことで、スタッフとのトラブルを防ぎ、税務上も適正な支給であることを説明しやすくなります。
資金計画とセットで考える
退職金は将来の大きな支出になるため、計画的に資金を積み立てておく必要があります。制度を導入する前に、将来の支給見込み額と、それに向けた資金計画をあわせて検討しておくことが重要です。
退職金制度は、スタッフの定着と経営者自身の将来設計、両方に関わる重要なテーマです。治療院専門の税理士とともに、無理のない制度設計を進めていきましょう。