スタッフのモチベーション向上のために賞与を検討する治療院は多いですが、支払いのタイミングや金額の決め方に迷う先生も少なくありません。今回は、賞与に関する基本的な考え方を解説します。
賞与の支払いタイミングに法律上の決まりはない
賞与の支払い時期や金額について、法律上の明確な決まりはありません。多くの企業では、夏(6月〜7月)と冬(12月)の年2回に支払うケースが一般的ですが、業績連動型で決算後にまとめて支給する治療院もあります。
就業規則・雇用契約での明記が重要
賞与を支給する場合は、支給時期や算定方法について、就業規則や雇用契約書に明記しておくことが望ましいです。曖昧なまま運用すると、スタッフとの認識のずれからトラブルにつながることがあります。
賞与も社会保険料の対象になる
賞与を支給すると、通常の給与と同様に社会保険料の計算対象になります(標準賞与額に基づいて計算されます)。賞与額を検討する際は、額面だけでなく、社会保険料や源泉所得税を考慮した手取り額もあわせて確認しておく必要があります。
業績と連動させる考え方
治療院の利益状況にかかわらず一律の賞与を約束してしまうと、業績が悪化した年に資金繰りを圧迫することがあります。院の利益に一定割合を連動させる賞与制度にすることで、無理のない支給が可能になります。
賞与は、スタッフのモチベーションと経営の安定、両方のバランスを考えて設計する必要があります。治療院専門の税理士とともに、無理のない賞与制度を検討しましょう。