「利益は出ているはずなのに、口座の残高が心もとない」という状況は、多くの治療院経営者が一度は経験することです。今回は、資金繰りを改善するためのポイントをご紹介します。
資金繰り表を作成する
資金繰り改善の第一歩は、現状を「見える化」することです。毎月の入金・出金を一覧にした資金繰り表を作成すれば、数か月先の資金が不足しそうなタイミングを事前に把握できます。
保険診療の入金タイミングを把握する
治療院特有のポイントとして、保険診療分の入金は療養費請求からタイムラグがあることが挙げられます。このタイムラグを踏まえた資金繰りができていないと、利益は出ていても手元資金が不足する状態に陥りやすくなります。
固定費を定期的に見直す
家賃、リース料、サブスクリプション型のサービス利用料など、固定費は一度契約すると見直されにくい傾向があります。定期的に契約内容を棚卸しし、不要な支出がないか確認することも資金繰り改善につながります。
納税資金を計画的に確保する
所得税や消費税など、まとまった金額の納税が発生するタイミングを把握し、日頃から納税用の資金を別枠で確保しておくことで、納税時期の資金ショックを防げます。
早めの資金調達も選択肢に
資金が本当に厳しくなってから金融機関に相談すると、対応の選択肢が限られてしまいます。余裕のあるうちに、追加融資などの選択肢を検討しておくことも、資金繰り改善の一環です。
資金繰りの改善は、日々の数字の見える化から始まります。治療院専門の税理士とともに、資金繰り表を作成し、早め早めの対策を心がけましょう。