「借金はできるだけしたくない」と考える先生は多いですが、治療院経営において、借入金は必ずしも悪いものではありません。今回は、借入金との付き合い方について解説します。
借入金がゼロであることが良いとは限らない
自己資金だけで開業・分院展開をしようとすると、事業拡大のスピードが遅くなったり、手元の運転資金が不足したりするリスクがあります。適切な借入は、事業成長のための投資と考えることができます。
良い借入と悪い借入の違い
設備投資や分院展開など、将来の利益につながる目的で行う借入は「良い借入」といえます。一方、赤字を補填するためだけの借入や、返済計画が曖昧なまま行う借入は、資金繰りをさらに悪化させるリスクがあります。
返済比率を意識する
毎月の返済額が、利益に対してどの程度の割合を占めているかを把握しておくことが重要です。返済負担が重すぎると、少しの売上減少でも資金繰りが苦しくなってしまいます。
金融機関との良好な関係も資産になる
計画的に借入と返済を行い、信頼関係を積み重ねていくことで、次に資金が必要になったときにもスムーズに融資を受けやすくなります。借入の実績自体が、事業にとってのひとつの資産になり得ます。
借入金は、目的と返済計画が明確であれば、経営を前に進めるための有効な手段です。治療院専門の税理士とともに、無理のない借入・返済のバランスを検討しましょう。