「キャッシュフロー」という言葉は知っていても、実際にどう見ればいいのか分からないという声をよく聞きます。今回は、治療院経営者向けにキャッシュフローの基本的な見方を解説します。
キャッシュフローとは何か
キャッシュフローとは、一定期間における現金の増減のことです。損益計算書上の「利益」とは異なり、実際に手元に残ったお金の動きを表します。
3つの区分で考える
キャッシュフローは、施術による収入や経費の支払いなど日々の事業活動に伴う「営業キャッシュフロー」、設備投資や機器の売却に伴う「投資キャッシュフロー」、借入や返済に伴う「財務キャッシュフロー」の3つに分けて考えると、資金の動きを把握しやすくなります。
営業キャッシュフローがプラスであることが基本
本業である施術活動から、きちんと現金を生み出せているかどうかを示す営業キャッシュフローがプラスであることが、健全な経営の基本です。ここがマイナスの場合、借入に頼らざるを得ない状態が続いている可能性があります。
簡易的な資金繰り表でも十分
本格的なキャッシュフロー計算書を作らなくても、毎月の入金・出金を一覧にした簡易的な資金繰り表を作成するだけで、資金の流れを把握する効果は十分に得られます。
キャッシュフローを定期的に確認することは、資金ショートを未然に防ぐだけでなく、次の投資判断の材料にもなります。治療院専門の税理士とともに、無理のない管理方法を取り入れてみましょう。