分院展開では、1院目の開業とはまた異なる視点での資金計画が必要になります。今回は、分院の資金計画を立てる際のポイントをご紹介します。
1院目の資金と切り離して考える
分院の開業資金を、1院目の運転資金から流用してしまうと、1院目の資金繰りが不安定になるリスクがあります。分院用の資金は、可能な限り別枠で確保しておくことが望ましいです。
自己資金と借入のバランス
1院目の実績があることで、金融機関からの追加融資は、新規開業時よりも有利な条件で受けられることがあります。とはいえ、自己資金をまったく用意せず、全額を借入で賄うのはリスクが高いため、一定の自己資金を準備しておくことをおすすめします。
複数院分の運転資金を見込む
分院がすぐに黒字化するとは限りません。1院目の利益だけで分院の赤字をカバーし続けられる体力があるか、複数院分の運転資金を見込んだ資金計画が必要です。
設備投資の優先順位
1院目と同水準の内装・設備を分院にも用意しようとすると、想定以上に資金がかさむことがあります。開業当初は必要最小限の設備からスタートし、軌道に乗ってから拡充するという選択肢も検討する価値があります。
分院の資金計画は、1院目の経営状況と切り離せない部分も多くあります。治療院専門の税理士とともに、全体を見据えた資金計画を立てましょう。